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フードマイレージとは
定義
フードマイレージ(フード・マイレージ)とは、食料の輸送量に輸送距離を掛け合わせて算出する指標で、食料の生産地から消費地までの輸送に伴う環境負荷の大きさをはかる目安です。単位はトン・キロメートル(t・km)で表されます。
詳細解説
フードマイレージは、英国の市民運動「フードマイルズ」の考え方を参考に、農林水産省の農林水産政策研究所において中田哲也氏らが開発した指標です。計算式は「食料の輸送量(重量)×輸送距離」で表されます。たとえば10トンの食料を50km輸送した場合、フードマイレージは10×50=500t・kmとなります。
輸送距離が長いほど、また輸送量が多いほど数値は大きくなり、輸送に伴う二酸化炭素排出など環境への負荷が大きいと評価されます。食料自給率が低く、輸入を海外の遠隔地に依存する日本は、フードマイレージが諸外国と比べて高い水準にあると指摘されています。
業界での使われ方
外食・中食の分野では、地元産食材の活用(地産地消)を評価・訴求する文脈で用いられます。近隣の生産者から仕入れることで輸送距離を短縮し、フードマイレージの低減につなげる取り組みは、環境配慮や鮮度の高さを伝えるメニュー設計の根拠にもなります。
よくある誤解
フードマイレージは輸送段階の負荷を示す指標であり、食料の生産・加工・保管など他の工程で生じる環境負荷までは含みません。そのため、輸送距離が短くても生産方法によっては全体の負荷が小さいとは限らない点に注意が必要です。環境影響を総合的に評価するには、ライフサイクル全体を対象とする他の指標との併用が望まれます。
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参考・引用元
- 農林水産省 農林水産政策研究所
- 中田哲也「フード・マイレージ」関連資料