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用語辞典

飲食店のD2Cとは

定義

飲食店のD2C(Direct to Consumer)とは、飲食店やそのブランドが、卸や小売といった中間業者を介さず、消費者へ直接商品を販売するビジネスモデルです。自社ECサイトやSNSを通じ、店の味を冷凍食品やミールキットとして家庭に届ける取り組みを指します。

詳細解説

D2Cは「Direct to Consumer(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)」の略です。従来の食品流通は「メーカー→問屋→小売店→消費者」という流れが一般的でした。これに対しD2Cは、作り手が消費者と直接つながる点に特徴があります。

ECサイトやSNS、クラウドファンディングの普及により、大きな資金や人手がなくても自社商品を直接届けやすくなりました。とくに新型コロナウイルスの流行下で外食需要が落ち込んだ際、来店に依存しない販路としてD2Cへの注目が高まりました。人気店が監修したミールキットを通販で販売し、「店の味を家庭で楽しみたい」という需要に応えた例が代表的です。

業界での使われ方

飲食店のD2Cには、いくつかの形があります。看板メニューを冷凍して販売する自社EC、レシピと食材を組み合わせたミールキット、調味料やソースなどの加工品販売などです。

商品の保管・配送には常温・冷蔵・冷凍の温度帯管理が必要なため、食品ECに対応したカートシステムや物流体制が前提となります。InstagramやYouTubeで世界観や作り手の想いを発信し、ファンを獲得する手法とも相性が良いとされます。

業態別の差異

専門料理店では、看板商品を冷凍で再現する商品開発が中心になります。ラーメン店やカレー店など、味の再現がしやすい業態と親和性が高いとされます。

一方、ゴーストレストランやクラウドキッチンは、もともと店舗での飲食を前提としないため、デリバリーとD2Cを組み合わせやすい構造を持ちます。高級レストランでは、来店体験を補完する贈答用商品としてD2Cを位置づける例もみられます。

よくある誤解

「D2C=単なる通販」という理解は不正確です。D2Cの本質は、中間業者を省くことで顧客データを自社で直接管理し、ブランドのファンを育ててLTV(顧客生涯価値)を高める点にあります。

また「中間コストがないから必ず儲かる」というのも誤解です。実際には、ECサイト構築の初期投資、物流費、マーケティングやデータ分析のノウハウが必要で、相応の体制づくりが求められます。

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参考・引用元

  • Mtame「D2C(Direct to Consumer)とは?」
  • Showcase Gig「コロナでヒット。食D2Cに学ぶ、"バズる"食ECの法則とは?」
  • カラーミーショップ(ShopPro)「食品D2Cで注目されているブランドの事例15選」