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飲食店POS比較2026|スマレジ・Airレジ・Square・USENを実料金で見極める
「月額ゼロ円」という言葉に安心して契約したのに、決済手数料と周辺機器代を合算したら思ったより高くついた——そんな後悔が飲食店のPOS選びには潜んでいます。
この記事では、スマレジ・Airレジ・Square・USENレジという国内主要4サービスを公式情報にもとづいて比較します。月額だけでなく、決済手数料・初期費用・周辺機器コストまで含めたトータルコストを整理しましたので、導入前の判断材料としてご活用ください。
この記事の情報は2026年6月時点のものです。 料金・機能は各社が随時改定しており、最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
POSを選ぶとき、何を比べるべきか
POSレジを選ぶ際に確認すべき項目は大きく5つです。
- 月額費用:ソフトウェアの利用料。「無料」と表示されていても、飲食店向け機能(オーダー管理・テーブル管理など)を使うには有料プランへのアップグレードが必要なケースがあります。
- 初期費用:導入時に一度かかる設定料・工事費。サービスによって0円〜数十万円と大きく異なります。
- 決済手数料:クレジットカード・電子マネー・QRコード決済ごとに料率が異なります。月商規模が大きいほど差が利益に直結します。
- 周辺機器費用:iPad・レシートプリンタ・キャッシュドロア・キッチンプリンタなど。タブレット型POSは本体が安くても機器代で10〜20万円かかることがあります。
- サポート体制:電話サポートの有無・対応時間・現地駆けつけの可否。特に開業直後はトラブル時の対応速度が死活問題になります。
主要4サービス比較表
※1 2024年12月〜モバイルオーダー標準搭載の新プラン。旧プランは12,100円(税込)。
※2 Airレジオーダー(ハンディ)の月額。Airレジ基本アプリは0円。
※3 中小事業者向けプラン。年間Visa/Mastercard売上2,500万円以内が条件。
各サービスの深掘り
スマレジ
強み
クラウド型POSのパイオニアとして、国内導入実績が豊富です。スタンダードプランは月額0円で基本的なレジ機能が使えますが、飲食店で本格活用するには「フードビジネスプラン」(月額15,400円・税込)が実質的な選択肢になります。2024年12月から同プランにモバイルオーダーが標準搭載され、従来は別途11,000円かかっていたオプション込みで利用できる点は評価できます。
独自決済サービス「PAYGATE」の決済手数料は1.98%〜(中小事業者向け条件あり)と、4サービスの中でも低水準です。365日電話サポートが含まれる点も、開業間もない店舗には安心材料です。
弱み
プラン体系がスタンダード・プレミアム(5,500円)・プレミアムプラス(8,800円)・フードビジネス(15,400円)と段階があるため、自店に必要な機能がどのプランに含まれるかを事前に精査する必要があります。また、多店舗展開では店舗数に応じてプラン料金が積み上がる仕組みのため、規模拡大時のコストシミュレーションが欠かせません。
適性
売上規模がある程度大きく、決済手数料コストの最小化を優先したい店舗。複数拠点をデータ一元管理したい多店舗経営者にも向いています。
Airレジ
強み
リクルートが提供するサービスで、Airレジ本体は月額0円で使えます。iPadとの相性がよく、直感的な操作性で飲食店での導入実績が豊富です。Airペイとの連携により、クレジットカード・電子マネー・QRコードに対応したキャッシュレス決済が実現します。
Airペイのクレジットカード決済手数料は、中小事業者向けの「決済手数料ディスカウントプログラム」により2.48%(Visa/Mastercard/JCBほか主要ブランド対象)まで引き下げられています(2024年12月〜)。2026年6月時点では、iPad・カードリーダー・プリンター・キャッシュドロアが無料になるキャンペーンも実施されており、初期費用の大幅な削減が可能です(キャンペーン内容は時期により変更あり)。
オーダーシステム「Airレジオーダー」はハンディプランが月額13,200円(税込)〜、モバイルオーダー(店内版セルフオーダー)は月額17,600円(税込)〜。初期導入サポート費はキッチンモニタープランなら0円ですが、キッチンプリンタープランは110,000円かかります。
弱み
Airレジ本体は無料でも、飲食店に必要な機能を本格活用するとAirレジオーダーの月額が加わります。また、電話サポートがなく、ウェブ・チャット中心のサポート体制はトラブル時に不安を感じる経営者もいます。
適性
開業コストを抑えたい個人経営・小規模カフェや、すでにAirシリーズ(Air予約・Airメイト等)を使っている店舗。Airのエコシステムで業務を統一したい場合に強みを発揮します。
Square
強み
「POSソフト無料・決済手数料のみ」というシンプルな料金体系が最大の特徴です。基本のSquare POSレジアプリは月額0円で、テーブル管理・フロアプラン・メニュー管理・売上レポートなど飲食店に必要な機能が最初から使えます。「Square レストランPOSレジ」では、座席管理・コース管理など上位機能も利用可能です。
決済手数料は2024年11月〜、年間キャッシュレス売上3,000万円未満のVisaおよびMastercardが2.5%に引き下げられました(それ以外は3.25%)。ハードウェアはSquare Reader(7,980円・税込)から始められ、プリンタ内蔵のSquare Terminal(39,980円・税込)も選択肢にあります。
Android・iOS両対応で、既存のスマートフォンやタブレットにアプリを入れるだけで始められる手軽さも魅力です。
弱み
決済はSquare決済に限定されるため、既存の決済端末や他社決済サービスとの併用は基本的にできません。日本語のサポートはウェブ中心で、電話サポートへのアクセスがやや限定的という声もあります。また、大規模な多店舗管理においては国内特化型サービスより機能面で劣る場面もあります。
適性
初期費用・固定費を極力ゼロに抑えたいスタートアップ・キッチンカー・小規模カフェ。決済端末と一体で考えたい、シンプルな料金体系を求めるオーナーに向いています。
USENレジ(Uレジ)
強み
USENグループのPOSサービスで、継続率99.6%を謳う安定したサポート体制が最大の強みです。導入時に専任スタッフが設置・設定・メニュー登録まで対応し、全国に駆けつけサポートの拠点を持ちます。飲食店向け「USENレジTAB FOOD」は、テーブル管理・オーダーシステム・30種類以上の売上分析が標準搭載されています。
USENグループのBGMサービス・予約システム・勤怠管理との連携も可能で、店舗運営ツールをUSENで一元化したい経営者にとってはメリットがあります。
弱み
月額費用・初期費用ともに公式ウェブサイト上に明確な金額が記載されておらず、見積もりには問い合わせが必要です。一般的に月額1万円台〜が目安とされていますが、オプション追加で費用が増える構造です。初期費用は周辺機器込みで数十万円になる事例も報告されています。また、契約期間(2年間)があり、途中解約の際は注意が必要です。
適性
「導入から運用まで手厚くサポートしてほしい」という経営者。ITに不慣れなスタッフが多い店舗や、現地対応サポートを重視する多拠点チェーンに向いています。
業態別の推奨
居酒屋・ダイニング
テーブル管理・オーダーシステム・キッチンプリンタ連携が欠かせません。スマレジ(フードビジネスプラン)はモバイルオーダー標準搭載で機能が揃っており、決済手数料も低水準です。手厚いサポートを求めるならUSENレジも選択肢に入ります。
カフェ・テイクアウト中心
座席数が少なくオーダー管理の複雑さが低い業態には、SquareやAirレジ(基本プラン)が向いています。初期費用を抑えつつ、キャッシュレス決済に対応したい小規模店舗に特に適しています。
多店舗・チェーン展開
データ一元管理・スタッフ権限設定・拠点間の売上比較が重要になります。スマレジは多店舗管理に強く、全店舗のデータをリアルタイムで把握できます。サポート体制を重視するならUSENレジも検討に値します。
開業直前・開業資金が限られる
初期投資を最小化したい場合はSquare(Reader 7,980円〜)またはAirレジ(キャンペーン活用でiPad・機器が無料になる場合あり)が現実的な選択肢です。
判断フローチャート
以下の質問に順番に答えることで、候補を絞り込めます。
- 月額固定費をゼロに抑えたい?
- 飲食店向け専用機能(オーダー・テーブル管理)が必要?
- 現地サポートや電話サポートを重視する?
- 決済手数料を最小化したい(月商が大きい)?
- 3〜5店舗以上の多店舗展開を予定している?
よくある質問(Q&A)
Q1. 「月額0円」のPOSで飲食店の現場は本当に回りますか?
SquareやAirレジの基本プランは無料でも、レジ・売上管理・簡単なメニュー管理は使えます。ただし、テーブルオーダー・ハンディ・キッチンプリンタ連携などが必要な居酒屋・ファミレス業態では、有料オプション(Airレジオーダーなど月額1万円台〜)が事実上必要になります。
Q2. 周辺機器は必ず購入しないといけませんか?
Square ReaderやAirペイカードリーダーのような決済端末は数千円〜数万円で購入できます。レシートプリンタ(3〜5万円)やキャッシュドロア(1万円前後〜)、キッチンプリンタ(3〜5万円)を合わせると、最低限の環境構築に5〜15万円程度かかるのが一般的です。Airレジのキャンペーンを利用するとiPad・機器セットを実質無料で揃えられる時期もあるため、タイミングの確認をお勧めします。
Q3. 決済手数料はどのサービスが一番安いですか?
2026年6月時点での公式情報に基づくと、スマレジPAYGATEの中小事業者向けプラン(1.98%〜)が最も低い水準です。ただし年間Visa/Mastercard売上が2,500万円以内などの適用条件があります。条件を問わず安定して低い水準では、Square(Visa/MC 2.5%)とAirペイのディスカウントプログラム(2.48%〜)が競合しています。USENレジは公式ウェブサイトに決済手数料が明示されておらず、要問い合わせです。
Q4. 途中で解約・乗り換えはできますか?
Square・スマレジ・Airレジは基本的に縛り期間がなく、いつでも解約可能です。USENレジは2年間の契約期間があり、解約時の条件は契約内容によって異なりますので、契約前に確認することをお勧めします。
Q5. iPadは自分で用意する必要がありますか?
スマレジ・Airレジ・SquareはiOSおよびAndroid対応で、既存のタブレットを活用できます。ただし、対応OSバージョンの条件があるため、古い端末では動作しない場合があります。USENレジは専用端末を含むセット提供が基本です。Airレジは時期によってiPadの無料貸与キャンペーンを実施しているため、導入前に確認をお勧めします。
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参考・引用元
- スマレジ フードビジネスプラン公式: https://smaregi.jp/price/food.php
- スマレジ新プラン(モバイルオーダー標準搭載): https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202512030745
- スマレジ PAYGATE 中小事業者向け1.98%プラン: https://corp.smaregi.jp/news/press/20241202_paygate.php
- Airレジ オーダー公式: https://airregi.jp/order/
- Airレジ オーダー 新規導入支援(初期費用キャンペーン): https://airregi.jp/order/campaign/initial_cost/
- Airペイ 決済手数料ディスカウントプログラム: https://airregi.jp/payment/discountprogram/
- Square レストランPOSレジ発表: https://squareup.com/jp/ja/press/square-for-restaurants-japan
- Square 料金体系: https://squareup.com/jp/ja/payments/pricing
- USENレジTAB FOOD公式: https://usen.com/service/pos/uregifood/